白熱した会議

2010年07月29日
白熱した会議

店長です。

雨です。ビアガーデンが始まっているのに、お天気はすぐれず…。このままでは、今月の道内の日照時間の少なさは過去の記録を更新してしまうそうです。大自然のリズム、少し不協和音…?
農作物にも影響があるのはもちろん、いよいよ始まる遠軽でのボダイジュはちみつの採蜜も、お日様あってのもの。雨が続けばハチも巣から出られず、花も落ちてしまいます。
はちみつが採れるのは、一年のうちのほんの一瞬です。採蜜が非常に難しかった昨年を思い出し、心配です。


昨日はマイスターが製品の製造をお願いしている、コスメテック芦別工場の処方開発のお二人がオフィスに来社してくださいました。…が、気づくと既存品・企画進行品・試作品および原料の、休憩なし・4時間越えのみっちりガチンコでの企画・処方会議に。白熱しました!
ラボの技術者の方に白衣を脱いでもらい半日拘束は、開発スピードが加速する貴重な機会なのです。


また、お客様からいただくご意見や感想、市場動向を細かくフィードバックできる機会でもあります。処方担当者にお客様のお声をしっかり届けることにより、より良い製品を作るモチベーションをお互いに高めること、企画者との目線をあわせ、さらに向上したいという思いを一致させるのは、製品づくりにおいて非常に重要です。


特に嬉しいのは、私達企画側が思っていたことと、処方現場が思っていたことが、一致するような新製品の投げかけができた時です。
つまり誰にも相談せずに頭の中にある企画で、念のため容器サンプルを引っ張ってあたためていた製品の、バルク(中身)の提案がおもむろに処方側から出たときなど…。
間髪入れずに「実は…」とイメージする容器を出し、参考のために保管していた原料を持ち出し、おぼろげたっだ企画が処方の現実度を伴って加速します。
面白いアイディアだけでは製品づくりは出来ません。そこに共感してもらいながら、しっかりとした設計、安全性や使いやすさへの配慮などのバックボーンが伴って、はじめて企画が動き出します。お互いのチャレンジの熱意はもちろん、そのためには技術者の方に任せきりにすることのない、私たち自身にも日々の勉強、細かな市場観察が欠かせません。
机の上には製品化の可能性を持つアイディアの宝が一杯になりました。ネットインフラも発達して、あわずとも物事がどんどん進む世の中になりましたが、目を合わせて話し合うものに勝るものはないと思います。
「あと3分いいですか? あと一点疑問、5分ください!」と最後までみっちりの一日でした。